もうすぐ50歳の夫婦二人暮らし、子供なし。
両親を立て続けに病気で亡くし、遺品整理に困った経験があり、子供がいない私たち夫婦が出来る「断捨離&終活」の記事です。
40代後半くらいから終活の話が出ることが増えてきました。
友人たちは「そんなのまだ考えなくていいよ~(笑)」と言いいますが、実際、知り合いのお宅の相続トラブルを聞きました。
子供がいない私たち夫婦は、しっかり準備をしておかないと残された配偶者も色々な手続きに困るだろうし、いろいろなパターンを想定して、住まいのことや、お金の管理なども決めておいた方が安心ということになりました。
断捨離とは?
大掛かりに物を片付けることを「断捨離」という事が多くなりました。
断捨離というのはヨーガの行法で、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことだそうで、作家の「やましたひでこさん」が提唱し、商標登録したそうです。
断:入ってくる不要な物を断つ。
捨:家にずっとある不要な物を捨てる。
離:物への執着から離れる。
なるほど。すごく納得します。どこかで私を見ていましたか?と思うくらいです。
私の場合「物への執着から離れる」が難しい・・(泣)
終活とは?
終活(しゅうかつ)とは「人生の終わりのための活動」を省略した言葉で、人生の最期を迎えるための様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉ということです。
終活と聞くと何となく寂しい気持ちにもなりますが、暗い話ではなく、自分自身が最期まで安心できて充実した人生を送るための準備だと私自身は思います。
40代・50代から終活するメリットとデメリット
終活で得られる5つのメリット
●残された人が困らない
今私に何かあったら・・多分、夫は何もわからず途方にくれるだろうし、夫に何かあってもかなり困る状態でしたが解決します。
●お金の管理を明確にできる
どちらかが病気になったり、急に何かあったらお金の管理に困りますので、わかるようにまとめておくことが大切です。
子供がいない夫婦にとっては公正証書で遺言書を作成し、相続先をしっかり決めておくことで安心できます。
●片付けをする体力が十分ある
50歳くらいになると、肩とか腰が痛くなりはじめました。若い時と変わらないつもりなんですが(笑)
多分、これから先を考えると早く片付けた方が楽です。
●すっきり片付いた空間で気持ちよく生活できる
片付いた空間はやはり気持ちがいいし、掃除もしやすく楽です。
●身軽になることで人生がより楽しめる
片づけなきゃとか、もし私が急にいなくなったら困るだろうなとか考えなくて良くなるので、自分のやりたいことに専念でき、思いっきり楽しめます。安心感が一番ですね♪
終活によって起こるデメリット
●処分しすぎてしまった時
何年も使用していないのでもういいだろうと処分してしまい、急に必要になった時くらいですかね?
その後もし頻繁に使うようだったらまた購入すれば良いと思います。
私の経験は今のところ1つだけありました。
間違えてマッシャーを処分してしまい、フォークを代用していますw
長年持っていたものを処分するときの「寂しさ」はあるけど、今のところデメリットは見つからないです。
終活の取り掛かりは遺言書の作成とエンディングノート
子供がいない夫婦にとって、遺言はあると超~安心です。
相続対象は配偶者だけではないからです。
夫婦で築き上げた財産でもあるし、残された配偶者のこれからの生活もあるし、いくら身内とはいえ親戚と分けるというのは納得いきません。
配偶者が亡くなった後の生活を考えて準備しているものが、義両親が健在なら義両親、いなければ甥や姪にも分割されてしまいます。
相続放棄・・・相続するものによると思いますが、どうでしょうかね?
もめる事例が多いのも現実ですよね・・
知り合いに取り分で困った奥さんがいます。
ケチで言っているんではなく、夫婦で準備していたものが・・
キレイごとなく不安だと思います。
これから先、ひとりで生きていくわけですから。
エンディングノート
自分が亡くなった後、家族が困らないように書き残しておくものがエンディングノートです。
保険や預貯金、クレジットカードやSNS情報、葬儀の方法や相続、言い残しておきたいことを書いておきます。
各メーカーで項目を工夫し、書きやすいノートを発売していますので、1冊準備しておくと良いです。
書店にも置いているところがありますが、ネットでも購入できます。
こういう大事なことがまとまったノートをお互いに準備しておけば安心ですね!
遺言書の作成
遺言書は「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」があります。
「自筆証書遺言」は、自分で作成するため費用はほとんどかかりませんが、作成文章の細かい決まりがあり、間違っていれば無効になります。
「公正証書遺言」は専門家が作成しますので間違いないので安心ですが、それなりの費用がかかります。
相続人の人数や相続金額によって違ってきます。
準備する書類などもありますので、最寄りの公証人役場に問い合わせてみると良いです。
準備するものを丁寧に教えてくれました。
公証人も、全く知らない人が良ければ紹介してくれます。
ただ、その分費用が掛かります。
ある程度準備が出来たら予約が必要ですので、最寄りの公証人役場に問い合わせてみてください。
遺言書も完成すると物凄く安心できます!
最後に
断捨離、終活ともに時間と体力をかなり使いますが、いつかはやろうと考えているなら早い方がいいです。1日で全部できませんからね。
50代に入り、これからだからこそ楽しみたいことが心からやれる環境を作ることは、家族にとっても自分にとっても沢山のメリットがありますので、断捨離、終活ともにお互い楽しんで参りましょう♪
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